デジタルカメラの画像サイズ

デジタルカメラの操作で重要なもののひとつが画像サイズの設定です。
シャッターチャンスは「一期一会」
できるだけ最適な状態で撮影するためにも画像サイズについて理解しておきましょう。

画像サイズと画質の関係

ピクセル数:多い = 高画質

デジタルカメラで撮影された写真はピクセルという点に変換され、 ピクセル数が多いほど微妙な色の違いを記録できる = 高画質となります。つまり、画像サイズとは撮影時にいくつのピクセルに変換するかということです。
カタログなどでは
『 撮影サイズ : 静止画 [幅 : ○○○ ピクセル × 高さ : ○○○ ピクセル] 』
などと記されています。

下記の写真はピクセル数の違う二枚の画像です。ピクセル数の差が極端ですが画質の違いがよくわかります。

※これら画像は説明のために用意した概念図で、実際にデジタルカメラで上記のピクセル数での撮影は
 できません。

用途で使い分ける画像サイズ

どんな用途で、どの画像サイズを選ぶ?

撮影時にはデジタルカメラの画像サイズ設定を用途に応じて切り替える必要があります。用途やプリントするサイズに応じた画像サイズを下に記しているので参考にしてください。

用途、プリントサイズ 画像サイズ(幅x高さ) 解像度の呼び方
ホームページ掲載、
メール添付など
640 × 480 ピクセル VGA
800 × 600 ピクセル SVGA
L判プリント 1024 × 768 ピクセル XGA
1280 × 960 ピクセル SXGA
2L判プリント 1600 × 1200 ピクセル UXGA
A4判プリント 2048 × 1536 ピクセル QXGA

画像サイズの違い

(実データ)

ピクセル数の多い、少ないを表すのに「解像度」という言葉を使う場合があります。解像度はパソコンの画面サイズを表す際によく目にしますが、プリントの際には解像度が高い(ピクセル数が多い)と大きくプリントしてもサイズに耐えられるピクセル数があるので綺麗ですが、解像度が低い(ピクセル数が少ない)とプリントサイズに対してピクセルが不足してモザイクのようにギザギザが目立つ仕上がりになります。

いちいち設定を切り替えるのが面倒なら…

「何に使うか判らないけど、とりあえず撮影しておこう」というように、撮影後の目的が決まっていないこともよくあります。
しかし、小さいサイズでしか撮影していない写真を大きくプリントすると、ピクセル数が不足して綺麗にプリントされません。それを防ぐために普段から大きなサイズで撮影をしておくのもひとつの方法です。
ただし、そのぶんデータ容量が大きくなるのでメモリーカードも大容量のものが必要で、パソコンに取り込んだあと必要なサイズに調整できるよう、デジタルカメラや画像編集ソフトの操作はマスターしておきましょう。

参照「画素数:そもそもデジタルデータってなに?」へ >>
参照「プリントするとギザギザになるのはなぜ? - 解像度 -」へ >>
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