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自動で最適な撮影モードを選んでくれる、オートピクチャーモードOptio A10 では撮影中に [MODE] ボタンを押すとアイコン一覧が表示され、状況に応じた撮影モードを利用することができる。モードは [オートピクチャー] [プログラム] [夜景] [動画] [ボイスレコーディング] [風景] [花] [ポートレート] [キャンドルライト] [スポーツ] [サーフ&スノー] [料理] [ペット] [テキスト] [フレーム合成] が用意されている。
[スポーツ] [ペット] モードを選択すると、オートフォーカスモードが自動追尾 AF となる。
これは被写体に対してシャッター半押し状態でピントを合わせると、その被写体が移動してもフォーカスエリアが追尾してピントを合わせ続ける機能だ。画面の奥から手前に移動してくる被写体への追尾も反応がよく、動き回る動物や子供の撮影に最適だ。
また [キャンドル] モードに設定したときだけ ISO800 での撮影が可能となる。このとき利用できる画像サイズは 4M に固定される。
自然な発色で使いやすい800万画素 1/1.8型CCDを搭載する Optio A10 の描写力は高く、画像の細かさで不満を感じることはないだろう。L判サイズはもちろん、800万画素はピクセル数に余裕があるので部分的にトリミング(切り抜き)してもある程度の画質が保てる。
少し気になるのは撮影状況によっては、少しざらつきのある仕上がりになることがある点だ。例えば被写体にグッと近寄ると、背景のボケた部分にざらつきが見られるケースがある。カラーノイズのような無関係な色が発生することはないものの、ボケ方が堅く階調が不足しているようで平面的に感じられることがある。 また撮影時に構図を決めてシャッターを半押しにすると、ピントがあった瞬間に画像が静止してしまい、撮影の調子が狂ってしまうことがある。そのためシャッターチャンスのタイミングでシャッターボタンを押してもワンテンポ遅れてしまう。もう少しスムーズな反応を望みたい。 色調変更やフレーム合成など、豊富な画像編集が楽しめる再生モード
Optio A10 が持つ画像編集機能は豊富で、拡大・縮小、トリミング(カット)はもちろんモノクロやセピアに色を変えたり、縦横方向への変形、イラスト調やぼかしなどパソコンを持たないユーザーでも簡単な画像編集が楽しめる。特にフレーム合成は、後々インターネットのペンタックスWebサイトからフレーム画像が提供されることもあり、購入後も楽しみが広がる機能だ。
編集後の画像は別ファイルとして保存できるので、編集前の画像もそのまま残すことができる。
再生モードでは、縦方向で撮影された画像がそのままの方向で表示されたり、マルチ表示一覧が9画像までと、ビューワーとしての使い勝手では物足りなさを感じる。編集機能の充実もよいが鑑賞する際の使い勝手も向上してほしい。
カメラ本体、予備バッテリーの同時充電が可能な充電スタンドが付属
総論:高画質で手ぶれしない、軽くてコンパクトなデジカメを求めるならオススメ Optio A10 は 800万画素と手ぶれ補正を、手のひらに収まるコンパクトなボディサイズで両立したことで、コンパクトデジタルカメラのひとつの到達点に至っていると思う。もちろん今後ももっと高画質なモデルも登場するだろうし、液晶モニターの視野角やバッテリー寿命など Optio A10 に不満がないわけではない。その意味でも今後登場してくる他社も含めた800万画素クラスのデジカメと、良くも悪くも比較されるだろう。
そもそも800万画素が必要かと疑問を感じるユーザーもいると思う。しかし、高画素で手ぶれ補正を持ったコンパクトデジカメを待望しているユーザーもいるはずだ。それは例えば高画素での撮影に慣れたデジカメ一眼のユーザーだ。Optio A10 は、一眼レフのサブとして肩の力を抜いて気軽に持ち歩ける、カジュアルなコンパクトデジタルカメラとして重宝してくれるだろう。 それら機能面で優れた点はあるものの、見た目に所有欲をくすぐられるようなインパクトを持っているかと言われると、物足りなさも感じる。機能的な中身を知っていればコンパクトなボディにも感心するが、そうでなければ普通のデジタルカメラに見えてしまうところは、勿体なく損をしていると思う。高機能な中身を象徴する、見た目の「つかみ」がもう少しほしいところだ。 こう書いていると高画質、高機能など中身を求める玄人好みのデジカメのように感じられるが、決してそうではない。充実した撮影モードや豊富な編集メニューなど、初心者でも気軽に楽しめる機能も数多く用意されている。 手ぶれしないデジカメへの買い換えを考えているユーザーで、できるだけコンパクトな機種を求めているユーザーにオススメの一台だ。 (H-lab:山地啓之)
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