デジカメ日記:ロサンゼルス生活

updated 2006 Oct10 
ロス生まれのいずみが、地元ならではの生活の様子を極めて個人的な
デジカメ日記として現地からお届けします。
文・写真/いずみ

vol.28 セコイア国立公園とキングスキャニオン国立公園

 アメリカでも幾つかある国立公園、今回はその一つのセコイヤへ行ってきました。セコイヤというのは、ロスから車でおよそ5時間ほど北に行ったところに位置してます。

今年の5月あたりから、友だちと「夏はキャンプに行こう!」という話で盛り上がったのがきっかけ。メンバーは、昔から知る気の知れた友人ばかりだけど、そのうちの2、3人で旅行することはあっても大人数で遠出することって滅多にない。特に社会人になると、みんなの予定を合わせるって難しいですよね?

 でも今回は何ヶ月も前から計画して、やっと実現させることができました! この旅行のために、何年か前に帰国した元留学生の友だちも一人、なんとわざわざ日本から渡米してきたんですよ!


 アメリカに住んでるみんなとは言え、そんなしょっちゅうセコイヤなんて行く機会はないので(むしろ、住んでるとなかなか行かないもの…)セコイヤに関してはみんな素人同然。地図を広げたり、観光案内書に目を通したり…。泊まるところはどうするか、車は、食料はどうするか、などなど。細かいとこまで話し合いました。

 今回、予定を立てるにあたって、私の職場の同僚である Kim さん(実は大のセコイヤ・ファンで、今までも20回以上は行ったというベテラン)に見所や、楽しむ“コツ”を教えてもらいました。

  国立公園内にも見所が何箇所かあって、地図を見る限りではそれほど距離が離れてなさそうにも見えるんですけど、実際行ったことがある人に聞いてみると、実は車で2時間ほど離れた距離にあった! なんて知ってびっくり。国立公園の広さを侮っていた!

 はじめに立てた計画も全部練り直し。
どこに寄るか、どの順序で行くか、など最高のアドバイスをたくさんしてくれた Kim さんに感謝ですっっ!
一日目:

  セコイヤまで片道5時間と聞いてたので、それに合わせて集合時間も朝5時半と早め。
まだ暗いうちから車に荷物を積んで11人全員で出発!

 5時間のドライブってすごく長い気がしたけど、ひたすら喋って、景色見て語って、歌って…、ってやってると意外とアッという間でした。(^^;

  4時間ほど走ったところで、国立公園に入る直前にある小さな町に寄り、食料の調達。泊まるロッジ内には冷蔵庫がないらしいので、持参したクーラーボックスに買った食糧と氷をたくさん入れて再び出発。

 そして数十分走ったところでようやく国立公園の入り口に到着。車一台につき$20を払い、いよいよ公園内へ…。ここまで来ると景色は山と木と岩だらけ!

  入り口に入るとまず最初のポイントである MoroRock に向かう。ここは、20分ほどハイキングしながら登れるわりと小さな岩山。登りはけっこうきつくて、日ごろ運動不足の私はゼーゼー言ってたけど、頂上に着いてその景色を見た途端、思わず雄たけびを上げたくなりました!

MoroRock - 今からこれを登ります。

MoroRock をハイキング中。

雷が落ちた跡。雨の時は大変危険です。

感動的な眺めです!
  周りには Sierra Nevada 山脈が見えたりと、まさに絶景!!小さいって言っても、もともと標高が高い崖の上にあるので、かなり高く、高所恐怖症だったらきっと耐えられないだろうな、という感じ。でも、少々しんどい思いしても登る価値、絶対アリです。
 次に車で向かったのが、General Sherman Tree。この木に到達するまでにトレイルという道を15分ほどかけて歩くんですが、その大木に着くまでも回りには、セコイヤの木がたくさん見られます。

  そのどれも大きくて本当に圧倒されそうだけど、この General Sherman Tree はその中でもピカイチにドデカイ!
推定年齢2700歳!!

この円、木の太さと同じだそうです。
 それもそのはず。General Sherman Tree は現時点で存在する世界で最も大きい生物だそうです。資料によると樹齢2400年〜2700年ほど。

  そんなに長生きしている生物が存在するなんて、本当にすごいですよね。記念写真を撮ったり、高い木を見上げてみたり、触れてみたり、みんな思い思いの時間を過ごした後、トレイルを戻って次のポイントへ向かいました。

 私達が泊まるロッジがあるのが GrantGrove というところ。さて。どの旅行にもかならずハプニングはつきものですが…。


 と、ここで最大のハプニングが起きました! 私達メンバーは全部で11人。前もって予約をしていたロッジの部屋数は、3部屋。

  ロッジに着いて、

 「予約してる○○です」と私達。
 「はい。一部屋ですね」とロッジの人。
 「…ん? 一部屋??」 
 「はい。一部屋です」
 「…、しーーん」(^^;

  でも確かに3部屋予約した! しかも予約番号と部屋数、金額が書いてある証拠用紙もここにある! ってことで、さっそくロッジの人に抗議開始。といっても抗議をするのは男性に任せて、女性陣は後ろで見守るだけ。(笑)

 完全に向こうのミスを認めたのは良かったけど、それでも部屋が空いてない、一部屋しかない、とのこと。連休だから仕方ないけど、でも11人で一部屋に泊まるなんて絶対に無理だ、とさらに抗議続行!

 なんとか調整してもらい、ロッジを二部屋獲得。そして歩いて2,3分のところにある Cabin に一部屋獲得。かくして、泊まるところを何とか確保した。

  そのトラブルへ対応の仕方を見て、さすがアメリカだな、と感じました。どう見ても向こうが悪いのに、非をなかなか認めないし、いたって強気。しまいには、「Oh -- ! You guys can fit in !(大丈夫、大丈夫! 11人でも入るって〜!)」と、まるで他人事でした…。(笑)

 日本人だったらもういいや、ってあきらめて「じゃぁ、いいです…」って言いそうになる雰囲気だったけど、今回はそういうシチュエーションに強い男性陣が揃っていたので、決して引きませんでした! 最終的には部屋も確保し、いくらかキャッシュバックもしてくれるというとこまでこぎつけました! まぁ、日本だったらきっとありえない対応だし、そのくらいしてくれて当然!というところだけど。
今日は Cabin の外でBBQ!
 ちなみにロッジの方は、内装はホテルとさほど変わらない、とても快適なところ。Cabin というのは、日本語で言うなら“山小屋”みたいな感じ…かな。トイレ、シャワーは外の共同のやつだし、部屋の中もすごくほこりっぽい。夜はまっくらで今にも熊が出そうな雰囲気…。

 実際、本当に熊が出るらしく、食べ物はしっかりと保管しておくように! という注意書きが至るところに貼ってある。車の中にちょっと食べ物があるだけでも、熊がそれを見つけると窓をやぶって荒らすらしい…。幸いな事に、今回は熊には遭遇しなかったけど、でもちょっぴり残念だったり…。(^^;

  Cabin に泊まる羽目になった男性陣は気の毒だったけど、BBQ をやるスペースがあったり食事をするテーブルもあって、「一部屋 Cabin で逆に良かったね〜」とみんな満足。
泊まってくれた人には悪かったけど…。
二日目

 Kings Canyon というところで、すごい渓谷があるって聞いてたので行ってみることに。東に車を走らせ、再び山道をぐねぐねとドライブ。車は少ないし、天気は最高だし、景色も壮大!!
川辺で一休み。

この直後に大事件発生。

  いかに自分たちが普段、“不自然”なところで生活してるか思い知らされた気がしました。途中、滝があるポイントにとまって、川に足をひたして涼んだり、ここでもまたたくさんマイナス・イオンを浴びて癒されました。

  ところがここでまたハプニングが…。実は今年デジカメを新しく買って、この旅でもパシャパシャ撮ってたんです。このへんですでに気づいたと思いますが…。

 川で水遊びをしていた時に、首からさげていたデジカメのストラップが“なぜか”、運悪く「プチッ!」と切れてしまいデジカメが冷たい川の中にドブン!!

  「ああぁぁ〜〜!!!」っと、2秒とたたないうちにデジカメを引き上げたんですが、電源を入れてもつかない!!

  横にいた友達が、「電池をすぐにぬくといいって聞いたよ」と教えてくれたのですぐに電池をぬいて水滴をふきふき…。せめて撮った写真が消えないように、とメモリーカードも抜いて、デジカメをかわかしたんですが、それでもつかない。

  もうダメかな〜、と半分あきらめてたんですが、夕方ごろまた電池を戻して電源を入れてみたら、なんとついたんです!
しかもメモリーカードも無事。少々、調子悪くなる時もあるけどなんとか復活したようです。おかげさまで、こうして写真をお見せすることができてます。 ホッ。
三日目:

 再び来た道を帰る日です。
2日間楽しんだセコイヤの自然とも今日でお別れ…。本当に名残惜しかったです。
CrystalCave に入りま〜す。
  帰り道、最後のスポットである Crystal Cave という鍾乳洞に寄って、1時間ほどのツアーを楽しんできました。普段は忙しい生活に追われて、自然と触れたり、自然について考える事からかなり遠ざかっているので、時にはこうして時間をとって遠出して、自然と触れるって本当に大切だなぁ、と感じました。
いずみ
アメリカ生まれのアメリカ育ち、写真の勉強のため2年間大阪に滞在。現在は帰国、ロサンゼルス地区トーランス市に住む。
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