デジカメ日記:ロサンゼルス生活

updated 2007 Jun. 21 
ロス生まれのいずみが、地元ならではの生活の様子を極めて個人的な
デジカメ日記として現地からお届けします。
文・写真/いずみ

vol.31 ヨセミテ国立公園への気まぐれ旅行記

 …に行ってきました。人生初の Yosemite です。
はじめは「ヨセミテかぁ…」といった程度のノリでしたが、私のルームメイト(日本からの留学生)は、アメリカに来たらヨセミテに行くというのが夢だったそうで、強い要望で行くことになりました。

 その彼女の夢をかなえようと計画した今回の旅行だったのですが、行ってみて本当に良かったです!
 国立公園は前回行ったセコイヤを入れれば今回が二回目。セコイヤは北に5時間ほどの距離だったけど、ヨセミテはさらに北に上がったところにあります。

 出発の日は Memorial Day という3連休の初日だったので、前日にレンタカーを借り、次の朝は遅めに出発することにしました。朝早いと Freeway が混む可能性があるので、少しずらした方が道も空いているのでは、という読みです。

 荷物をクルマに詰め、キャッキャと記念撮影をして、なんやかんやとすでに11時近くに。そんなペースの4人で出発して Freeway に乗ると、読み通り道は空いていてすぐに町を抜けることができました。

 そして景色は徐々に田舎の風景に…。
田舎と言っても、日本の田舎とはちがって、ひたすら平原や砂漠地帯みたいな景色が続く、言い換えれば何もないド田舎。果てしなく続く地平線を見れるのもアメリカならではですね。

 私たちが使った道は、405号線 → 5号線 → 99号線 → 41号線と言った具合。運転手をときどき交代しながら、ひたすら北に走り気がつくとすでに午後3時近く。

 道中は何もないところなので小さな町の休憩所を見つけたら、すぐに Freeway を降りてガソリン補給&トイレ休憩。そうしないと次はいつ休憩できるかわからない、といった環境なのです。

 99号線上で立ち寄ったある小さな街のひとつに、かなり面白いお店を発見しました。周りを見るとトウモロコシ畑があって、牛が放牧されていたので、現地の人たちはそれらで生計を立てているのでしょう。

 Freeway を降りるとそこには2件のガソリンスタンドと何かの工場、そして数件のお店があるだけ。ガソリンを満タンにして、一軒のお店のトイレを借りました。
そのお店は一風変わったお土産屋さんといった感じ。

 お店の外と中にはところ狭しとコレクターグッズのような置物や、キャンディー、スナック菓子、チーズ、ジャムなどが並んでいます。置き物を見ると、てんでバラバラでイマイチ趣旨がわからないけど、その意味不明さがまたおもしろい。


今回のヒット!BravoFarmsは土産と珍グッズの揃う不思議なお店。



店の外はカフェになってます。
 中でもチーズの種類が豊富にあって、試食もできるようになってました。「どうしてチーズ?」と思ったら、店の奥に入るとそこには小さなチーズ工場が。工場は休みで動いていなかったけど、“田舎の小さなチーズ工場”はちょっぴり味があっていい雰囲気でした。

 チーズを買おうかどうしようか迷った挙句、「クーラーボックスを持ってきたとはいえ、三日間チーズを入れておくのはちょっと…」ということになり何も買わずに店を後にしました。
 さてさて、クルマは次第に山をのぼり初め、標高はおよそ 7000 フィートまで。そこまで行くと景色はほとんど山と木で、徐々に「ヨセミテに来た〜!」という実感が湧いてきます。

 その日はもう6時近くになっていたので、まず近くのスーパーで夜の酒盛り用の買出しをしてから、すぐに予約していた Hotel にチェックインすることにしました。

 私達が泊まったのは、ヨセミテ国立公園の入り口の少し南西に位置する街、Best Weatern の Mariposa というホテルです。

  Hotel から歩いて2、3分ほどのところには、お土産屋さんやレストランが20件ほど並んでいるだけ。チェックインを済ませ、ちょっと一息ついてからそれらお店が並ぶ商店街を見学。お土産屋を何件かまわり、レストランで食事をとりました。

 食べるところの選択肢が3,4件しかないのは、さすが田舎。そのうちの一軒で食事を済ませホテルでお酒とおつまみを楽しみ、疲れもあったし翌日のヨセミテ観光に備えて就寝しました。
ちょっとWESTERNな香りがします。

Mariposa の土産屋さん。

 二日目はホテルで朝食を済ませた後、早めにヨセミテ国立公園の入り口に向かいました。ホテルからは、だいたい一時間程度。
公園の地図を見ると、私たちが泊まっていた Mariposa はすぐ近くに思えたけど、実はそれほどの距離があったことにびっくり。
“公園”と言ってもそこらにある“公園”とはスケールが違うので、その距離感でイメージしてるとなかなか辿り着けないことがあるので注意が必要ですね。

 まぁ、今回の旅行は「ゆっくり楽しもう」というものだったので時間はあまり気にせず、行けるとこまで行こうという感じでしたけど。あまり多くを行こうとするとせわしなくて、ひとつひとつをジックリ見れないので、2〜3箇所を回ることにしました。
移動中にも景色は楽しむことができるので、2〜3箇所でも十分ヨセミテを満喫できると思います。

 私たちが最初に向かったのは、Glacier Point 。というのも、あの有名な(?)Halfdome というのを崖の上から見ることができるらしいというのを聞いたからです。

 クルマを駐車すると、そこにはすでに観光客がチラホラいましたが、崖の上から壮大な景色を目にした時は、人目を気にせず4人で思わず「うわぁーっ!」と叫んでしまいました! 標高何千フィートに位置する崖から見下ろす山々には、本当に感動です!

国立公園の入り口。クルマ一台につき20ドル払います。


滝を見下ろすのは初めて!

 しかも、遠く下をのぞくと滝も見えるじゃないですか!
上から見下ろす滝は初めてで、なんだか不思議な光景です。
バシバシと写真を撮りまくり、存分に景色を楽しんだ後、次のポイントへ向かうことにしました。

 クルマに戻ろうとしたらそこには駐車スペースが空くのを待っている観光客のクルマの列が延々と続いていて、しかも駐車場に続く道は一通なので渋滞にハマった抜けられないという最悪の状況…。

 あと一時間遅かったらあの渋滞に引っかかっていたかもと思うと、ホテルを早めに出ておいて正解でした。

 次のポイントに向かうため再び山道を走り、ゆっくりとドライブを楽しみました。かなりクネクネ道で横は崖が続くので、いつも以上に慎重に運転しなければなりません。途中標識を見落として道を間違えることもあったけど、なんとか次のポイントに到着することができました。

 そこは、さっきのポイントとはちがってヨセミテの山を下から見上げられるところで、まさに絶景! その壮大さと言ったらないです。思わず、草原を駆け抜けました!(笑)

 いや、駆け抜けたくなるんです、あの景色を見たら、きっと誰だって! 上から見下ろす景色もいいけど、下から見上げる山はちがった意味で感動し、圧倒されます。ヨセミテに行ったらここは必見ですよ!

水が透き通ってました。

草原を駆け抜ける! 駆け抜ける!

 ゆっくりと景色を堪能するとすでに時間は午後3時。クルマに戻るとまたそこは渋滞に。
しかもそこから抜け出すには、道は一本しかないので仕方なくその道に入り、ゆっくりと景色を楽しみながら帰ることにしました。

 途中、滝を間近で見ることもできたので、それはそれで楽しめました。渋滞を抜け出すとすでに4時過ぎていたし、ヨセミテの景色も十分満喫できたので、早めに街に戻って食事をとることにしました。

 ホテルの目の前にある小さなモールの中華料理屋に入り食事を済ませ、しばらくホテルで休みました。そして夜暗くなってから4人でパジャマを来たままクルマに乗り、今度は星を見に行くことにしました。

 街の明かりが届かないところまで20分ほどドライブすると、そこは暗〜い、いかにもクマが出そうな雰囲気の山奥に…。

 道路の脇にクルマを停めてエンジンを消し、窓を空けてしばし天体観測。あいにくその日は月が出ていたので思ったほどたくさんは見えなかったけど、都会の空に比べたら星がすごく大きく見えました。それに流れ星も数個目撃!!

 時々横をクルマが通るだけで、後は静かな暗い山奥で動物や虫の鳴き声を聞きながら、クマが出てくるかもしれないというスリルも味わいながら、夜のヨセミテの山を楽しみました。今考えると女4人でけっこう危ないことしてましたね…。(^^;

 翌日はチェックアウトの日だったので朝食をとった後、ゆっくりとホテルを出発。ロスまで7時間かかることを見越して Mariposa の街を後にしました。

 そして、来る途中に寄ったあのチーズ工場のお土産屋さんがどうしても気になり、帰りもそこで休憩をとりました。今度は帰り道なのでお土産とチーズをたくさん買い、クーラーボックスに詰めて帰ることに。

 またひたすら来た道を戻り、見慣れた景色に少しづつ近づき、約5時間半後に自宅へ到着。早めに出たおかげで連休の渋滞にハマらずに済みました。

 時々、日本人のたくさん住むロスにいると「ここってアメリカ?」と思うこともあるけど、少し足をのばせばヨセミテのような壮大な景色を楽しむことができるので、機会があれば是非、長時間ドライブを楽しみながらアメリカの名所を堪能してみてください☆

いずみ
アメリカ生まれのアメリカ育ち、写真の勉強のため2年間大阪に滞在。現在は帰国、ロサンゼルス地区トーランス市に住む。
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