Paint Shop Pro Studio は、同時発表された Paint Shop Pro
9 からいくつかの機能を省略して親しみやすく設計されているので、Paint Shop Pro Studio の機能でも十分だろう。クオリティの高い作品を作るにはユーザー個人のスキルにかかってくるが、スキルアップに伴ったクオリティの高い作品作りにも応えてくれるはずだ。これからはじめて触る初級ユーザーには馴染みやすく、画像編集を本格的にやっていきたい中級ユーザーにとっても奥が深く、使い甲斐のあるソフトといえる。
連携できるとはいえ、Paint
Shop Pro Studio と Photo Album を同時に起動して双方を行き来することが良いかどうかは意見の分かれるところだろう。そもそも
Paint Shop Pro が登場した当時には一般家庭でデジタルなカメラで写真を撮るというスタイル自体が存在していなかったわけで、はじめから
Paint Shop Pro がデジタルカメラ画像の編集を目的としていなかったのを、バンドルされている
Photo Album がうまくフォローできていると思う。
その
Photo Album をオマケのように感じるかもしれないが、画像の管理や補正ができて、カレンダーなどの作品制作もできる。撮影した画像を毎回編集するとも限らないので、スナップ写真をたくさん撮るようなデジタルカメラユーザーであれば
Photo Album からスタートすればよいだろう。
いずれにせよ、これら2つのソフトが
ダウンロード版でパッケージがないとしても、税込 7,140円というのは非常にお買い得である。 |