review [基本を知る][撮影する][転送する][編集する][プリントする][活用する]
Paint Shop Pro Studio
写真を管理、整理する

Studio の画像ブラウザ。
Studio にはファイルを開く際にブラウザを利用することができる。ある特定のフォルダ内にある画像一覧をサムネール表示して、画像を選択するとその画像に関するプロパティが表示される。しかし、これはあくまでも編集したい画像を開くためのものであって、数十、数百枚の画像の管理、整理には適していない。

そこで、大量の画像管理にはバンドルされている Paint Shop Photo Album 5 Standard Edition(以下、Photo Album)を使う。
Photo Album では、デジタルカメラからの画像の読み込み、撮影日時を元にカレンダーで管理する。気に入った写真はお気に入りフォルダにまとめたり、画像にタイトルや解説を付けることでキーワードを使った検索ができる。
2つのソフトを同時に立ち上げることになるが、一覧から選択した画像を Paint Shop Pro Studio で開くといった連携が可能だ。

スライドショーを楽しんだり、パノラマ写真、グリーティングカード、ビデオCDなどの制作もできる Paint Shop Photo Album 5 Standard Edition 。


画像を選択して、画面下のパレットアイコンをクリックすると、Paint Shop Pro Studio が起動して開くことができる。

色補正や赤目修整、不要部分のトリミング(カット)など、基本的な修整は Photo Album 上でも可能。ただし、細かな調整はできない。


写真を保護する

PhotoSafe のプロパティ。
デジタルカメラは撮影が簡単なので、画像は増える一方だ。しかし、パソコンに万が一のトラブルに見舞われた時には全て消えてしまうこともある。Photo Album のバックアップ機能である PhotoSafe アーカイブシステムなら、容量や前回のバックアップからの時間経過を判断してCDやDVDへのバックアップを促してくれる。

写真を作品として共有する
Photo Album のタブメニューには「共有」という項目があるが、ここでいう共有とはインターネットなどネットワークを通じてのファイル共有ではなく、メール添付やグリーティングカード、カレンダー、ビデオCD、Webギャラリーなどを制作して「みんなで楽しめる」という意味の共有だ。
作品制作の手順は簡単で、どんな作品を作りたいのかプロジェクトとして選択し、画面の指示に従ってデザインテンプレートを選択、画像をドラッグ&ドロップで挿入するだけで作成できる。

豊富なテンプレートからデザインを選ぶだけで、様々な作品を作ることができます。


[まとめ]
この価格でここまでできれば十分、あとは自分のレベルで使い分ければ OK

Paint Shop Pro Studio は、同時発表された Paint Shop Pro 9 からいくつかの機能を省略して親しみやすく設計されているので、Paint Shop Pro Studio の機能でも十分だろう。クオリティの高い作品を作るにはユーザー個人のスキルにかかってくるが、スキルアップに伴ったクオリティの高い作品作りにも応えてくれるはずだ。これからはじめて触る初級ユーザーには馴染みやすく、画像編集を本格的にやっていきたい中級ユーザーにとっても奥が深く、使い甲斐のあるソフトといえる。

連携できるとはいえ、Paint Shop Pro Studio と Photo Album を同時に起動して双方を行き来することが良いかどうかは意見の分かれるところだろう。そもそも Paint Shop Pro が登場した当時には一般家庭でデジタルなカメラで写真を撮るというスタイル自体が存在していなかったわけで、はじめから Paint Shop Pro がデジタルカメラ画像の編集を目的としていなかったのを、バンドルされている Photo Album がうまくフォローできていると思う。

その Photo Album をオマケのように感じるかもしれないが、画像の管理や補正ができて、カレンダーなどの作品制作もできる。撮影した画像を毎回編集するとも限らないので、スナップ写真をたくさん撮るようなデジタルカメラユーザーであれば Photo Album からスタートすればよいだろう。

いずれにせよ、これら2つのソフトが ダウンロード版でパッケージがないとしても、税込 7,140円というのは非常にお買い得である。

H-lab:山地啓之)

価格
パッケージ版(CD)  10,290円(税込)
ダウンロード版  7,140円(税込)
Paint Shop Pro Studio(CD)を購入する
10,290円 → 7,700円(税込)

体験版ダウンロード
(コーレル ダウンロードページ)
必要システム構成
CPU:300 MHz 以上のプロセッサ (1.0 GHz 以上を推奨)
OS:Microsoft Windows 98SE/2000 (SP4)/Me/XP
メモリ: 256 MB (512 MB 以上を推奨)
ハードディスク: 500 MB 以上の空き容量
モニタ:800 × 600 以上の解像度で、16 ビット カラーを表示可能なもの
(1,024 × 768 以上の解像度で、32 ビット カラーを表示可能なものを推奨)
Microsoft Internet Explorer 6.0 以降
Macromedia Flash Player 7 以降 (インストーラに含まれています)
それぞれの付加機能の使用に必要な動作環境
ハードディスク:1 GB 以上の空き容量 (CD/DVD メディアへの書き込み)
メール ソフト:Microsoft Outlook Express またはその他の MAPI に準拠したソフト (電子メールでの画像の送信)
サウンド カード:各 Windows OS に対応したサウンド カード(オーディオの録音/スライド ショーでのオーディオ再生)
Apple QuickTime 6 以降(ムービー ファイルの取り扱い)
Microsoft Internet Explorer 6.0 以降
CD-R/CD-RW/DVD-R/DVD+R/DVD-RW/DVD+RWのいずれかのメディアに対応したドライブ
(PhotoSafe 機能による画像のバックアップ/クイック CD の作成)
さらに詳細な情報は、コーレルのサイトで。

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