review [基本を知る][撮影する][転送する][編集する][プリントする][活用する]
Photoshop CS2
インターフェイス
クイック選択ツール
スマートフィルタ
コピーソース
バニッシングポイント
3Dレイヤー
画像のワープ
赤目補正ツール
レンズ補正
32bitハイダイナミックレンジ
ノイズを低減
16bitモード編集
フォントプレビュー
Adobe Online Services
Bridge センター
総 論
製品情報

関連情報
Photoshop CS3
Photoshop Elements 3.0

バナー (商品名)

Photoshop CS2


デジタルフォト編集ソフトのプロフェッショナルスタンダードである Photoshop がバージョンアップを果たし、Adobe Photoshop CS2 となった。
ハイアマチュアからプロフェッショナルと幅広いユーザーに支持される Photoshop CS2 のデジタルカメラ関連の新機能を中心にレビューしていこう。
※レビューに使用したのは評価版なので、最終製品版とは仕様が異なる場合があります。
Photoshop が、他の主要アドビ製品と Creative Suite としてラインアップされ、CS となって初めてのバージョンアップとなる。Creative Suite のラインアップに含まれるため、バージョンアップは Creative Suite パッケージ、および主要アドビ製品と同時となった。
バージョンアップのたびに我々を驚かすユニークな機能が搭載されているが、今回は編集機能はもちろんのこと、目玉とも言えるのは従来のファイルブラウザが機能強化され、Adobe Bridge として生まれ変わったことだろう。
詳細は後のレビューを参照して欲しいが、単独での起動や自動処理が可能なことを踏まえると、Photoshop に新しくブラウザソフトがバンドルされたと判断して良いほどの存在感がある。
ここではPhotoshopとの関わりを中心に紹介しているが、Creative Suite パッケージでの利用では、アドビ製品間でのファイルのやりとりをスムーズにおこなえるように設計されている。
Adobe Bridgeは、Photoshop CS2 か、Adobe Creative Suite 2 PremiumAdobe Creative Suite 2 Standard のいずれかに含まれ、単体での販売予定はない。
<>ワークスペースで必要な機能を素早く見つけられる

インターフェイス面では、作業内容によって使用するメニューをハイライト表示し、ショートカットキーも変更できる「ワークスペース」が採用された。例えば、「ペイントとレタッチ」を選択すると、レイヤー、選択メニューなどペイントとレタッチ作業に関連するメニュー項目がハイライト表示される。
多機能であるが故に機能を絞り込むのは皮肉でもあるが、ハイライトされていない機能が利用できないわけではないし、Photoshop に慣れていないユーザーにとっては操作のナビゲーションとして役立つだろう。

ワークスペースで「CS2の新機能」に選択した状態。どんな機能が追加されたのか把握しやすい。
細かな変更として 、作業画面上で移動ツールを使って複数のレイヤーを囲むようにドラッグすると複数レイヤーの選択ができる。ただ、ドラッグで重なっているレイヤーが自動選択されるのは好みが分かれると思うので、このオプションはオン・オフにすることが可能だ。
他に、レイヤーパレットで複数レイヤーのリンク操作などに、若干の変更が行われている。慣れればどうということのない変更だが、操作に少し戸惑いを感じてしまった。

<>デジカメ写真の整理・管理が効率的に行える Adobe Bridge

ファイルの一覧性を重視した「サムネール表示」

Photoshop CS2 の新機能の中でも最も目を引くのがファイルブラウザを強化した Adobe Bridge の搭載だろう。Adobe Bridge の基本機能は従来のファイルブラウザと同様、画像ファイルの検索だが、サムネール表示のカスタマイズが可能なほか、ファイルに対して検索に利用できるキーワードやカラーラベル、レーティング(お気に入り)などの情報を付加することができる。


横もしくは縦方向にファイル一覧を表示し、選択したファイルを拡大表示する「フィルムストリップ表示」

ファイルの作成日や画像サイズなどを参照できる「詳細表示」


小さく表示できる「ウルトラコンパクトモード」
ブラウザウィンドウは他のウィンドウよりも最前面に表示できるほか、邪魔にならないように小さく畳んで、コンパクトにもできる。
 

ブラウザウィンドウは同時に複数開くことが可能で、別々のフォルダ内を表示してドラッグ&ドロップでファイルの移動やコピーも可能だ。この辺りは、OSレベルのウィンドウに近い操作ができると思って良いだろう。

複数の写真を一度にプリントできる Photoshop の自動処理、「ピクチャパッケージ」のダイアログへ、Adobe Bridge のブラウザウィンドウからドラッグ&ドロップしてプリントする画像を選択できる。これにより、一枚一枚ディレクトリを参照する必要がない。
少し気になったのは、Adobe Bridge の起動時間だ。マシン環境によるのでなんともいえないが、動作がワンテンポ待たされる時がある。使わないときに閉じてしまうと、次に開くときに時間がかかる場合があるので、コンパクトモード、ウルトラコンパクトモードにしておく方がよいかもしれない。ブラウザとしては、やはりサクサク動いて欲しいものだ。
次ページ「スライドショー、複数Camera RAWファイル読み込みなど、単体のアプリケーションとして利用できる Adobe Bridge」
  1 / 2 / 3 / 4 / 5

ページトップ



HOME


デジカメ基本から撮影転送編集プリント活用法を幅広くご提供する“カシャリ!
Copyright, 2008 H-lab, Inc. All rights reserved. 無断転載厳禁 about Cashari.net