<>Zoomify コントラストが効いた被写体の撮影では、暗い部分に露出を合わせると明るい部分が飛び気味になったり、逆に明るい部分に露出を合わせると暗い部分が暗くなり過ぎて潰れてしまうことがある。その場合は撮影時に暗め、明るめと段階的に露出補正を行い適正な露出を得るが、新機能である「32bitハイダイナミックレンジ(HDR)」では、段階的に露出補正で撮影された複数の画像を統合することで、理想的な露出をもつ画像を作り出すことが可能だ。8bitの画像しかない状況でも
HDR 統合時に、8、16、32bitのいずれかに変換が可能だ。
<>暗部のノイズを除去する「ノイズを低減」デジタルカメラの撮影では屋内や夜間など光が少ない場所ではノイズが発生しやすい。デジタルカメラでの液晶モニタでは気が付かなくても、パソコンのモニタではカラーノイズが気になることもある。新しいフィルタ「ノイスを低減」では、このようなカラーノイズを低減し、ざらつきを抑えることができる。ぼかしながらノイズを低減しているので、やりすぎるとボサボサになってしまうので、「ディテールを保持」などオプションを使ってぼやけないように注意が必要だ。
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どんなノイズでも抑えられるわけではないので、ノイズの状態よっては思ったような効果が得られない場合もある。 |
<>16bit モードでの画像編集を強化これまで Photoshop では、16bitのデータでは利用できる機能が限られていたが、今回からは「ぼかし」「ゆがみ」フィルタや「バニッシングポイント」など変形機能でも利用できるようになった。
<>判別しやすいフォントプレビューメニューを採用
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文字入力の際にオプションバー、文字パレットのプルダウンメニューでフォントをプレビューできるようになった。正直なところ「やっと」という感じだ。 |
<>高品質なプリントをオンラインで注文できる「Adobe
Online Services」
Adobe Bridge で選択した画像をオンラインでプリント注文できる。利用にはインターネット接続環境と、会員登録(無料)が必要。 |
これもすでに Photoshop
Elements 3.0 で実現されているサービスだが、「Adobe
Online Services」によって、インターネット経由でコニカミノルタ・オンラインラボのオンラインプリントの注文ができるようになった。
Photoshop Elements 3.0 が先行して対応したので、入門者向けサービスのように感じるかもしれないし、プロユーザーの多い
Photoshop に必要かと思うだろう。しかし、企業では配布用の商品見本の写真が大量に必要な場合もあり、インクジェットでプリントするよりもプリントサービスを利用する方が効率的なことも多い。オンラインなら百年プリントにより、インクジェットに比べて色あせが少ないのも特長だ。 |
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