ピントを合わせる

コンパクトデジタルカメラでのピント合わせは、ほとんどがAF(オートフォーカス)におまかせ。あとはシャッターボタンを押すだけですが、オートだからこそうまくいく時と、思ったところと違うところにピントが合ってしまい失敗することもあります。ピント合わせのコツを掴んでピンボケ写真を追放しましょう!
ありがちピンボケ「背景にピントがあっちゃった!」
ピンボケ写真左の画像のように本当は手前の人物にピントを合わせて撮りたいのに、背景の方にピントが合ってしまったことはありませんか?
これはありがちなピンボケ写真ですが、コンパクトカメラの多くは画面の中央でピントを自動で合わせるようになっているので、撮りたいものが左右にずれていると中央にある背景の方にピントが合って撮影されてしまうことがあるのです。

フォーカスロックを使いこなそう!

ほとんどのコンパクトデジタルカメラでは画面中央のフォーカスエリア( [ ] マークなどがあります)でピントや露出(明るさ)を合わせるようになっています。
そこで、まず自分の撮りたいものを画面中央に配置してシャッターボタンを半押します。半押しすることでピントがロックされ、これを「フォーカスロック」といいます。そしてそのままの状態でさらに撮りたい位置にしてシャッターボタンを押し込み、撮影します。シャッターボタンの感触は微妙ですが、慣れればカンタンですよ。



フォーカスロックのやり方

1 消去画面ピントを合わせたい人物を画面中央にくるように合わせます。

2 消去画面シャッターボタンを途中まで押し込み、半押しの状態で止めてフォーカスロックをします。フォーカスロックでピントと露出(明るさの設定)が合い、半押しを続けるとピントが保たれ続けます。
その時、フォーカスロックであることを示すランプが点灯、機種によってはフォーカスエリアの色も変わります。

3 消去画面シャッターボタン半押し状態のままで、本来撮影したい位置に合わせてシャッターボタンをさらに押し込み撮影します。
これで人物にピントが合った撮影ができました。
人物が二人立っているような状況では、二人のうちのどちらか一人でフォーカスロックを行い、二人が画面に収まるように位置を合わせます。
フォーカスロックのあと被写体に対して前後の移動(距離)が変わってしまった場合にはピントがずれるので、再度、フォーカスロックをやり直します。

フォーカスエリアの方式はいろいろある

ピンボケ写真を少なくするためにメーカーではピントを合わせる方式に工夫を凝らしていて、中央のフォーカスエリアの範囲を広げた方式やフォーカスエリアを複数設けた方式などがそうです。いずれの場合でも自分の使っているデジタルカメラのフォーカスエリアの方式を知っておきましょう。 それら機能をオン/オフできるのがほとんどです。


複数のフォーカスエリアから自動でピントを合わせる方式もあります。
ピントが合いにくい時もフォーカスロックを使う
色や形の変化が少ない被写体では、オートフォーカスではピントがなかなか合わない時があります。そんな時には同じ距離にある別の物でピントを合わせてフォーカスロックをしたり、一旦、ポストカードや雑誌など絵柄のはっきりする物を置いて、その絵柄でピントを合わせてフォーカスロックをし、ポストカードを外して撮影、というようなフォーカスロックの使い方もあります。
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