デジタルカメラと切っても切れない相棒がメモリーカードです。画像を記録する目的は同じですが、多種多様なメモリーカードがあり規格が異なるので購入の際には注意しましょう。
まず、メモリーカードの前に「データ」について、考えてみましょう。
コンピュータで扱われるデータは目に見えないのでピンと来ないと思いますが、量(サイズ)を表す場合に「容量」と呼び、多い少ないを「容量が大きい、小さい」と表現します。
やはり量を表現するためには単位が必要で、データ量の最小単位には
bit(ビット)があります。
1 bit では「オン・オフ」「Yes・No」など2通りの情報を扱え、2 bit (2の2乗)では「前後左右」など4通りの情報を扱えます。このようにデータ量の計算は「2進数」を用います。
半角英数文字を扱える 8 bit (2の8乗、256通りの情報)が
1 byte(バイト) と決められています。半角英数文字のことを「1バイト文字」と呼ぶのは、このためです。
byte は単に「
B」、「
b」と表記されます。
byte では、「1000m = 1km」のように一定の容量ごとにバイトも単位が変化します。
中途半端に感じられるのですが byte では1024ごとに単位が変化します。これは「「2進数」で計算した場合、2 の10乗である 1024 が 1000 に近いからです。
デジタルカメラの世界では、bit を意識することはほとんどないので、ややこしいことは気にせず「そういう仕様になっている」とだけ覚えてください。
単位の変化 |
1bit(ビット) |
データ量の最小単位 |
8 bit(ビット) |
= 1 B(バイト) |
1024 B(バイト) |
= 1 KB(キロバイト) |
1024 KB(キロバイト) |
= 1 MB(メガバイト) |
1024 MB(メガバイト) |
= 1 GB(ギガバイト) |
1024 GB(ギガバイト) |
= 1 TB(テラバイト) |
デジタルカメラでの関わりが多いのは、 MB(メガバイト)、GB(ギガバイト)が中心です
画像サイズや画質設定、被写体の種類によって撮影できる枚数は違ってくるのですが、下記表の枚数前後の枚数撮影が可能です。デジタルカメラ購入時に付属しているメモリーカードは、お試し程度の容量しかないのでより大きな容量のカードを別途購入しましょう。
○128MBメモリーカードの場合
*機種や使用環境により撮影できる枚数に違いが生じます。
*ファイン、ノーマル、ベーシックなど画質の名称はメーカーによって異なります。
画素数 |
画像サイズ(幅x高さ) |
ファイン |
ノーマル |
ベーシック |
約500万画素 |
2560 × 1920 ピクセル |
約37枚 |
約72枚 |
約122枚 |
約400万画素 |
2304 × 1728 ピクセル |
約49枚 |
約94枚 |
約135枚 |
約300万画素 |
2048 × 1536 ピクセル |
約62枚 |
約111枚 |
約163枚 |
約200万画素 |
1600 × 1200 ピクセル |
約103枚 |
約174枚 |
約237枚 |
約100万画素 |
1024 × 768 ピクセル |
約217枚 |
約391枚 |
約489枚 |
約30万画素 |
640 × 480 ピクセル |
約460枚 |
約712枚 |
約870枚 |
参照「画質の設定」>>
参照 「画像サイズの設定」>>