デジタルカメラのちょとうんちく

知らなくてもデジタルカメラは楽しめますが、いつか「ああ、そういうことか」と気が付かされる事柄を集めました。

「総画素数」と「有効画素数」、さらに「記録画素数」

CCD画質を左右する要因のひとつに「画素数」がありますが、「画素数」には「総画素数」と「有効画素数」、そして「記録画素数」があります。
「総画素数」は、CCD 全体に配置された画素の総数をいいます。しかし、CCDの周辺部はノイズ(エラー)が発生することがあるので実際には利用されません。それら利用されない周辺部を除いて実際に利用される画素数を有効画素数といいます。総画素数の90%程度が有効画素数というのが一般的です。

さらに「記録画素数(画像サイズ)」というのは、最終的にメモリーカードに記録される画素数のことです。

これらのことから「有効画素数」と「記録画素数」はほぼ一致するのが一般的です。
例えば、 「総画素数:530万画素、有効画素数:500万画素、記録画素数:2,592×1,944」というデジタルカメラの場合、「記録画素数:2,592×1,944 = 5038848画素」となり「有効画素数:500万画素」とほぼ一致します。
しかし、富士写真フイルムが開発した、スーパーCCDハニカムの場合には一致しない場合があります。通常のCCDでは画素が正方形であるのに対し、スーパーCCDハニカムでは八角形になっていて受光面積が大きく、有効画素数310万画素でも最大記録画素数は、600万画素となっています。
これら画素数の違いは、CM のうたい文句やカタログに記載されている仕様表などを見比べる上で「どの画素数のことを指しているのか?」を区別しておきましょう。
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