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人物を撮影する 2人物を左右に寄せて、構図に変化をもたせる写真の世界では、人物を真ん中に持ってくるのはあまり良くないと言われています。
それが絶対的に悪いわけではないのですが、人物を真ん中に持ってくると背景が左右ほぼ同じくらいに分かれてしまって、奥行きのない画面になりがちです。このような構図は白地の真ん中に赤丸がある日の丸に似ているので、「日の丸写真」と呼ぶこともあります。
カメラに目線を向けてもらう
撮影される側が慣れていないと、ずっとレンズを見続けることに違和感を感じてしまうこともあります。そんな時はカメラの近くに手や小物を掲げて「この手を見てね」というように、注目する対象に変化を付けてみましょう。
ストロボで目をキラキラさせる「日中シンクロ」プロが撮影した女優やモデルの写真では、目がキラキラ輝いていることがありますよね?
あれは照明やレフ板と呼ばれる光を反射させる板を使用して、瞳に光を反射させているのです。
カメラから目線を外す
人物撮影の第一歩は、会話によるコミュニケーション
構図や目線も大切ですが、人物撮影で最も重要なのは表情です。いくら構図に凝っていても人物の表情が硬いと、緊張感がそのまま写真に残ってしまいます。
実は撮る側もリラックスしていないと、撮られる側もリラックスできずに、いい表情を得ることはできません。お互いにうち解けてリラックスするためには、会話を交わすのが一番です。 会話の内容は家族や友達、学校、仕事、趣味など身近な話題で、特に笑わせようと思う必要はありません。「あ、それ知ってる」と共通の話題が見つかればよいですし、共通の話題が無くても「それは知らなかった、もっと聞かせて」と知らないことでも訪ねることで、話は深くなりうち解け合うことができます。 撮影中はもちろんのこと、撮影前にも時間をかけてあれやこれやとコミュニケーションを取ることが重要です。 |