結婚式・披露宴を撮影する 2

ISO 感度設定、ストロボの有無はマメに切り替えましょう
式・披露宴ともに屋内で催される場合が多いので、感度設定には充分気を配りましょう。屋内で光量が不足するとデジタルカメラの場合、すぐに手ぶれを起こしてしまうからです。
照明の具合にもよりますが、基本はISO400あたりで、暗めの会場ではISO800くらい欲しいところです。キャンドルサービスでは照明を落とすことになるので、ISOの設定切り替え、ストロボの有無はマメに切り替えて、いつも以上にシッカリ構えましょう。
バシバシ、何枚も撮ろう!
自分の他にも撮影している人はたくさん居るので、新郎新婦はキョロキョロしていることが結構多く、二人が揃って同じ方向を向いて笑顔をしている瞬間だけを狙うのは至難の技です。目つぶりも要注意です。そんな失敗を少なくするためにも「数打ちゃ当たる」で、できるだけたくさんシャッターを切りましょう。現場ではとにかく一杯撮って、後から必要のない写真は削除すればいいのです。そのためにもメモリーカード、バッテリーの余裕をみておきましょう。

残念ながら新婦の顔に
花が重なってしまいました!

にこやかな表情も枚数を
撮ってこそ得られるのです。

式場 式・披露宴

ケーキカットは全体とバストショットで

ウェディングケーキのカットは、二人が寄り添う最も重要なシーンで、カット後も撮影のためにある程度の時間を取ってくれるはずです。 その時間を利用してケーキを収めた全体の構図と、新郎新婦の表情がよく見えるようにバストショットの構図と両方押さえておきましょう。
さらに撮影時は、できるだけ前の方で撮りたいものですが、しゃがんで後ろからの撮影の邪魔にならないようにします。特にこの時はいろんな方向に居る人たちに向かってキョロキョロしているので、目線をもらうために声をかけたり手を振ったりしてみましょう。

キャンドルサービスはフットワークがポイント


正面に照明が当たっているので、後ろ姿もロマンチックでよいものです。


キャンドルサービスは各テーブルを回るのに時間がかかるので、ベストショットが撮れるようにフットワーク良く動き回りましょう。 テーブルの数も多いので、ベストショットが撮れる可能性が高いのです。

ズームで印象的なカットを


結婚式や披露宴では新郎新婦の表情や衣装ばかりを意識しがちで、後から見るとよく似た単調な写真が多くなります。
時には変化を付けて手など部分的なショットも狙ってみましょう。顔の表情以上に二人の雰囲気を感じさせる写真を撮ることができます。

ホッとした表情も忘れずに


式・披露宴が終了して招待客を見送る段階になれば、新郎新婦もホッとして自然な笑みがこぼれます。親しい関係の人達と、名残惜しく心和む時間です。リラックスした表情を狙ってみましょう。

会場の小物も大切な想い出
先に「新郎新婦が見れないものを撮る」と言いましたが、当日の会場の小物もそれにあたります。もちろん新郎新婦は準備の段階でどんなものを飾るか、どんな料理を出すかは充分打ち合わされていますが、当日はそれらをジックリ見る時間などありません。
特にウェルカムボードは手作りであったり、ウエディングケーキは新郎新婦にゆかりのあるものがモチーフだったりするので、これらも大切な想い出のひとつなのです。

キレイに撮れた写真は、プリント、CD-R、フォトブックでプレゼント
写真が撮れたら新郎新婦にプレゼントしましょう。デジタルカメラでは撮影枚数が多くなりがちなので、 たくさんの写真プリントにはインターネットでプリント注文ができるサービスを利用しましょう。午後2時までの注文なら、翌日送付されるサービスもあります。
また、CD-Rに書き込んでディスクごとプレゼントするのもよいでしょう。データのまま渡せば、あなたが撮影した写真を結婚報告ハガキに使ってくれるかもしれません。CD-Rで渡す場合も目つぶり写真などは収録せず、こちら側である程度のセレクトはしておきましょう。また、CD-Rのラベルプリント、写真一覧も添えてあげるときっと喜んでくれるはずです。
さらに、特によく撮れている写真をフォトブックにしてプレゼントするのものよいでしょう。インターネットでフォトブックを注文するタイプもありますが、自宅でインクジェットプリンタを使って手軽に作れる製本キット iconもあります。 iconicon
エプソン製本キットicon
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