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デジカメからダイレクトにプリントできる
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本体は、角が取れたスクウェアで親しみやすくシンプル。シルバーとホワイトのツートンカラーに重々しさはなく、リビングやキッチンに置いても馴染みそうだ
。 ペーパーカセットをセットしない場合は、ホコリの侵入を防ぐためのカバーができる。防塵の効果と共に収納時の見た目もスッキリする。できればメモリーカードスロットまで、覆うことができるカバーでも良かった気もする。 ペーパーカセットを外し、カバーを閉じた状態の本体サイズは、幅 179 × 奥行き 127.1 × 高さ 63.0 mm で A5 サイズを下回り新書サイズに近い。本棚やちょっとした棚にも置けるサイズだ。 上部には2.4型液晶モニターと、それを囲むように L 字型に配置された操作キー、十字キー、印刷/中止キーがある。キーはアイコン、日本語表記がされている。一部日本語表記のないキーもあるが、2、3度使えば操作は把握できるだろう。 |
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SELPHY CP750 は付属の AC アダプターの他、オプションのバッテリーパック NB-CP2L での駆動も可能だ。そのためボディ背面はカバーを外して、バッテリーが取り付けられるようになっている。 |
画質に定評がある、昇華熱転写方式を採用
SELPHY CP750 はプリントに、「昇華熱転写方式」を採用している。
昇華熱転写方式はサーマル方式とも呼ばれ、インクに透明度のある CMYK のインクリボンを利用している。印刷の際には印字ヘッドからインクリボンに熱が加わり、各色が1層、2層というように順番に重なって転写されていく。 そのためペーパーは4回行ったり来たりを繰り返す。
昇華熱転写方式のインクの色数は CMYK 4色で、多色化するインクジェット方式に比べると少なく感じるが、インクリボンには透明度があり階調表現が可能で、4色が重なり合うことで微妙な色の違いを表現することができる。
また、インクジェット方式のように液体の粒を吹き付けるわけではないので、仕上がりに粒状感がない。もともと昇華熱転写方式は耐水性、耐光性に優れているが、SELPHY CP750 では、光、水、油、ガス、指紋などに強いオーバーコート仕上げによりアルバム保存100年が可能としている。
昇華熱転写方式はサーマル方式とも呼ばれ、インクに透明度のある CMYK のインクリボンを利用している。印刷の際には印字ヘッドからインクリボンに熱が加わり、各色が1層、2層というように順番に重なって転写されていく。 そのためペーパーは4回行ったり来たりを繰り返す。
昇華熱転写方式のインクの色数は CMYK 4色で、多色化するインクジェット方式に比べると少なく感じるが、インクリボンには透明度があり階調表現が可能で、4色が重なり合うことで微妙な色の違いを表現することができる。
また、インクジェット方式のように液体の粒を吹き付けるわけではないので、仕上がりに粒状感がない。もともと昇華熱転写方式は耐水性、耐光性に優れているが、SELPHY CP750 では、光、水、油、ガス、指紋などに強いオーバーコート仕上げによりアルバム保存100年が可能としている。
![]() インクカセットは本体側面からセットする。 |
インクリボンが納められたインクカセット、ペーパーは普通紙や郵便ハガキは利用することはできず、キヤノンの純正製品を使用する。 インクリボンは 36枚プリントパックの場合、インクもペーパーも余分はなく、36枚までのプリントとなる。インクカセットとペーパーがセット販売されているのはそのためだ。 |
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36枚のプリントが可能な、純正カラーインク / ペーパーセット KL-36IP。36枚を超えてプリントはできない。 |
デジカメ、メモリーカード、パソコンに加え、ケータイとのワイヤレス接続に対応
次にメモリーカードやデジタルカメラとの接続に関して見ていこう。
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まず、メモリーカードに対しては3つのスロットを備えており、SDメモリーカード(SDHC)、マルチメディアカード、コンパクトフラッシュカード、マイクロドライブ、メモリースティック(PRO)、miniSDメモリーカード(SDHC)、メモリースティック デュオ(PRO)、RS-マルチメディアカード、MMCplusカード、MMCmobileカードに対応する。 別途アダプターを使うことで、xDピクチャーカード、microSDカード(SDHC)、MMCmicroカード、メモリースティック micro も利用可能だ。 SELPHY CP750 ではメモリーカードスロットからのプリントを「カードダイレクト」と呼んでいる。 |
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次にデジタルカメラと USB ケーブルで繋いでプリントする、ピクトブリッジの利用だ。 SELPHY CP750 は、mini B タイプの USB ケーブル(30cm)を内蔵しているので、デジタルカメラと直接繋ぐことができる。USB ケーブルは引き出した長さで止まり、再度引き出すと引き込まれて本体へ収納される仕組みになっている。 ケーブルの片付けが簡単で、プリンターを持ち歩く場合でもケーブルが邪魔にならない。 |
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デジタルカメラによっては USB 端子が mini B タイプ以外のケースもある。 SELPHY CP750 は側面に USB A、B タイプの端子も備えているので、デジタルカメラに付属する専用 USB ケーブルを使えば、ほとんどのデジタルカメラで問題なく接続できる。 もちろん、パソコンとの接続も可能だ。その場合、パソコンには付属のドライバソフトをインストールする必要がある。 |
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さらに赤外線通信である「IrDA」と、より高速な通信が可能な「IrSimple」にも対応しているので、カメラ付き携帯電話からワイヤレスでプリントできる。 ただし、カメラ付き携帯電話で撮影した画像サイズが小さい場合、解像度が不足してプリントしても画像がぼやけてしまうことがある。L 判プリントの場合、できれば画像サイズは最低でも 1280 × 960 ピクセルはあったほうが良いだろう。 |
また、別売りの Bluetooth ユニット BU-20 を利用することで、Bluetooth 対応のカメラ付き携帯電話からワイヤレスプリントができる。Bluetooth を使うメリットは、赤外線通信のように機器の受光部分を向かい合わせる必要がなく、通信範囲が広く高速な通信が可能なことだ。
簡単操作で、高画質プリントができる
今回は メモリーカードスロット、デジタルカメラとUSB ケーブルで繋ぐピクトブリッジ、カメラ付き携帯電話から赤外線通信によるプリントを試してみた。
まず、メモリーカードをスロットへ差し込むと、液晶モニターには記録されている画像が表示される。十字キーの左右キーにより前後の画像切替が可能だ。表示キーで、拡大して確認もできる。
まず、メモリーカードをスロットへ差し込むと、液晶モニターには記録されている画像が表示される。十字キーの左右キーにより前後の画像切替が可能だ。表示キーで、拡大して確認もできる。
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SELPHY CP750 の液晶モニターは2.4型を搭載する。モニターサイズそのものは小さくないが、表示範囲をメニューに割かれるうえ、デジタルカメラに搭載されている液晶モニターと比べると、画質は若干落ちる印象だ。デジタルカメラでは大型で高精細な液晶モニターの搭載が進んでいるので、そちらに慣れていると不満に感じるかもしれない。 メモリーカードからの画像閲覧は、若干のもたつきが感じられ、特にメモリーカードに大量の画像が記録されている場合は、画像切替による検索に時間がかかる。USB ケーブルで繋ぐピクトブリッジであれば、デジタルカメラ側で閲覧・操作ができるのでレスポンスは良い。 |
希望の画像が見つかったら、[ 印刷 ] キーを押すとプリントが開始される。この時、場合によってはウォームアップに数秒程度の時間が必要だ。
ペーパーカセットからペーパーが本体に引き込まれ、紙送りによって約半分程度が一旦、本体背面に飛び出す。このためプリンターを設置する場合は、本体の後ろに 15cm 程度の空間が必要だ。実は今回の使用中に、背面に AC ケーブルを這わせていたところ紙送りされたペーパーが当たってしまい、紙詰まりを起こしてしまった。設置の際には、ケーブル類の取り回しにも注意が必要だ。
ペーパーカセットからペーパーが本体に引き込まれ、紙送りによって約半分程度が一旦、本体背面に飛び出す。このためプリンターを設置する場合は、本体の後ろに 15cm 程度の空間が必要だ。実は今回の使用中に、背面に AC ケーブルを這わせていたところ紙送りされたペーパーが当たってしまい、紙詰まりを起こしてしまった。設置の際には、ケーブル類の取り回しにも注意が必要だ。
プリントは、イエロー、マゼンタ、シアン、ブラックの順番に行われ、各色がプリントされるたびにペーパーは出たり入ったりを繰り返す。そしてブラックが終わった段階でペーパーが排出される。プリントには、L 判サイズで約1分程度かかる。
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SELPHY CP750 では紙送りの仕組み上、完全なフチなしプリントができない。そのため L 判サイズのペーパーは長めで余白があり、はみ出した部分をミシン目でカットすることにより、フチなし L 判サイズになる。 ペーパーは硬質なフィルムみたいで、ミシン目で折り曲げるとパキッと簡単に切れる。ミシン目の跡が残ることに抵抗を感じるユーザーもいると思うが、アルバムやフォトフレームに収めてしまえば、さほど気にならないだろう。 |
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カメラ付き携帯電話からの赤外線通信によるプリントは、SELPHY CP750 側は電源を入れて待機しているだけでよく、お互いの受光部分を 20cm 以内に近づけ、携帯電話側の操作で画像を送信すると、自動的に受信・プリントしてくれる。 |
SELPHY CP750 は前モデルの SELPHY CP730 よりも、肌色が綺麗にプリントされるよう改良がなされている。実際に SELPHY CP730 と比較したわけではないが、人物写真の発色は自然で肌がみずみずしく、ツヤのある仕上がりが得られた。
インクジェット方式に比べるとキメ細かく、奥行き感がある。このあたりは昇華熱転写方式の本領発揮といった感じだ。
高画素タイプのデジタルカメラの画像であれば、クッキリ感が実感できるだろうし、手ブレや被写体ブレのない写真ほど、SELPHY CP750 の高画質さを最大限活かせるだろう。
気になったはメモリーカードスロットの周辺にカードへのアクセスランプがなく、いつカードを抜いても大丈夫なのか判りにくかったことだ。SELPHY CP750 を求めるファミリー層は必ずしも機械の操作を得意とせず、そのあたりの判断は付きにくいと思われるので、安心して利用できるフォローが欲しい。
インクジェット方式に比べるとキメ細かく、奥行き感がある。このあたりは昇華熱転写方式の本領発揮といった感じだ。
高画素タイプのデジタルカメラの画像であれば、クッキリ感が実感できるだろうし、手ブレや被写体ブレのない写真ほど、SELPHY CP750 の高画質さを最大限活かせるだろう。
気になったはメモリーカードスロットの周辺にカードへのアクセスランプがなく、いつカードを抜いても大丈夫なのか判りにくかったことだ。SELPHY CP750 を求めるファミリー層は必ずしも機械の操作を得意とせず、そのあたりの判断は付きにくいと思われるので、安心して利用できるフォローが欲しい。
切り抜きや色変更、マルチレイアウトなど遊べるアレンジ機能を搭載
SELPHY CP750 では、画像に編集を加えてプリントすることも可能だ。
不要部分をカットしてプリントする「トリミング」、人物撮影の赤目を補正する「赤目補正」、色調を鮮やかにしたり、白黒・セピアなどに変更できる「マイカラー」機能などがある。
不要部分をカットしてプリントする「トリミング」、人物撮影の赤目を補正する「赤目補正」、色調を鮮やかにしたり、白黒・セピアなどに変更できる「マイカラー」機能などがある。
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これら操作は本体上部の操作キーで行うが、液晶モニターのサイズやキーの数が限られているので、少し操作に戸惑いを感じるときがある。 例えば、キヤノンのデジタルカメラではお馴染みのマイカラー機能も、それらを触ったことがなければ、「V」「N」と表示されても色がどのように変化するのか伝わりにくい。できれば「鮮やか」「くっきり」といったわかりやすい言葉の方がよいと思う。 また、色変更は操作しても変化の状態を液晶モニター上では確認できず、プリントしなければ結果がわからないのもツラい。これだとムダなプリントが増えるか、インクとペーパーが勿体なく感じてしまい、利用を控えてしまうユーザーもいるのではないか。変化の状態をプレビューできる機能は、ぜひ搭載して欲しい。 |
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他にプリントの機能として、複数の画像を1枚にレイアウトしてプリントすることも可能で、1、2、4、8面のフチあり、フチなしレイアウトが利用できる。ただし、液晶モニターで、複数の画像を切り替えながら選択していくのは結構な手間がかかった。 |
この他にもポストカード、プチシールやカード、ワイドサイズなど様々なプリントが可能だ。これらを利用する場合、対応するカラーインク / ペーパーセットを購入する必要がある。
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本体の他、ペーパーカセット( L サイズ)、ペーパーカセット(カードサイズ)、AC ケーブル、コンパクトパワーアダプター、プリンターソリューションディスク、クリーナー、お試し用 L サイズペーパーセット、お試し用 L サイズカラーインクが含まれる。 |
総論:手軽さがクセになりそうな、家族で楽しめるプリンター
筆者は普段、デジカメ写真をパソコンに取り込み、接続されたインクジェットプリンターからプリントしている。今まで SELPHY CP750 のようなコンパクトフォトプリンターは不要と思っていたし、全く縁がなかった。
しかし、今回 SELPHY CP750 を使ってみて感じたのが、パソコンの前に座ることなくプリントできるのは、思っていた以上に楽しいということだ。旅行や遊びの写真を家族や友達とワイワイ言いながらプリントするのは、パソコンに接続されたプリンターではなかなか体験できない。
パソコンに取り込めば、画像編集ソフトを使って微妙な色調補正も可能だ。しかし、プリントした色に納得がいかずに色調補正とプリントを繰り返して、ドツボにハマることもある。逆に細かい調整ができないコンパクトフォトプリンターでダイレクトにプリントする方が、シンプルでラクにも感じられた。これなら機械の操作が苦手な女性や年配の方でも、プリントできるだろう。
気になるのはプリントにかかるコストだ。一般的に昇華熱転写方式はインク、ペーパーが特殊でコスト的にはインクジェットよりも若干高めだ。
それら消耗品は純正製品の利用が必須で、サードパーティーによるランナップもない。
SELPHY CP750 でも、L 判 36 枚プリントが可能なセットが 3 パックになった「お徳用パック(108枚プリント可能)」があり、1枚あたりは約26.3円となる。 18円前後でプリントできるインクジェットよりも割高だが、インクジェットにはないキメの細かさや光沢感、耐久性がある。
年賀状作成や写真を大量にプリントするならインクジェットに軍配が上がるが、明るい場所に長期間飾る場合や、画質にこだわる用途には、昇華熱転写方式を採用する SELPHY CP750 が生きてくるだろう。
メモリーカード内の画像をどこに保存するかという課題はあるものの、デジカメ写真を気軽にプリントしたいだけなら、パソコンは無くても SELPHY CP750 のようなコンパクトフォトプリンターで事足りるユーザーも結構いるのではないだろうか。場合によっては、パソコンに繋がった A4 インクジェットプリンターの、サブとして利用するのも良いだろう。
高画質であるのにもかかわらず操作は簡単、一度使ってみるとその手軽さがクセになりそうな SELPHY CP750 は、家族で楽しめるプリンターだ。
しかし、今回 SELPHY CP750 を使ってみて感じたのが、パソコンの前に座ることなくプリントできるのは、思っていた以上に楽しいということだ。旅行や遊びの写真を家族や友達とワイワイ言いながらプリントするのは、パソコンに接続されたプリンターではなかなか体験できない。
パソコンに取り込めば、画像編集ソフトを使って微妙な色調補正も可能だ。しかし、プリントした色に納得がいかずに色調補正とプリントを繰り返して、ドツボにハマることもある。逆に細かい調整ができないコンパクトフォトプリンターでダイレクトにプリントする方が、シンプルでラクにも感じられた。これなら機械の操作が苦手な女性や年配の方でも、プリントできるだろう。
気になるのはプリントにかかるコストだ。一般的に昇華熱転写方式はインク、ペーパーが特殊でコスト的にはインクジェットよりも若干高めだ。
それら消耗品は純正製品の利用が必須で、サードパーティーによるランナップもない。
SELPHY CP750 でも、L 判 36 枚プリントが可能なセットが 3 パックになった「お徳用パック(108枚プリント可能)」があり、1枚あたりは約26.3円となる。 18円前後でプリントできるインクジェットよりも割高だが、インクジェットにはないキメの細かさや光沢感、耐久性がある。
年賀状作成や写真を大量にプリントするならインクジェットに軍配が上がるが、明るい場所に長期間飾る場合や、画質にこだわる用途には、昇華熱転写方式を採用する SELPHY CP750 が生きてくるだろう。
メモリーカード内の画像をどこに保存するかという課題はあるものの、デジカメ写真を気軽にプリントしたいだけなら、パソコンは無くても SELPHY CP750 のようなコンパクトフォトプリンターで事足りるユーザーも結構いるのではないだろうか。場合によっては、パソコンに繋がった A4 インクジェットプリンターの、サブとして利用するのも良いだろう。
高画質であるのにもかかわらず操作は簡単、一度使ってみるとその手軽さがクセになりそうな SELPHY CP750 は、家族で楽しめるプリンターだ。
(H-lab:山地啓之)
キヤノン 














